中日の堂上直倫選手。プロの世界に入り、今年で10年目を迎える。動画は昨日の巨人戦。中日は敗れはしたが、堂上選手は個人的に攻撃、守備ともにチームに貢献した。守備は昔から派手なプレーはせず堅実なプレーで定評があったが、問題はバッティングだ。今年はそのバッティングで確実性が増している。その理由は下半身を使ったトレーニング。今まで上半身だけのドアスイングだったのが、下半身がドシっとして体幹を基にしたスィングをしているように見える。結果、センターからライト方向の打球が増え2塁打など長打も増えた。今シーズン、この調子を続ければ、長年中日のウィークポイントだった遊撃手のピースが埋まることになり、中日にとってかなりのプラスとなる。背番号を63に変え目の色が変わった今季、堂上選手の生き様を見たい。
昨日は、このねずみアンテナで今年のプロ野球の新人選手のことを書いたが、今回は、ソフトバンクの松坂投手のことを書きたい。現在の松坂投手は、西武時代の松坂投手と比べると、明らかにフォームが変わった。以前は野茂投手ばりのトルネードを思わせる腰のひねりが効いたフォームだったが今は上半身で投げている感じで、悪く言えば手投げのように見える。上半身に負担がかかるだけでなく肩や肘にもきつそうだ。ただこのフォーム、手が遅れて出てくるように見えるので、もっとボールに勢いが出れば打ちづらそうな球になるなぁと思う。この動画はオリックスとの2軍戦。このブランコ選手を打ち取った3球なんていい球投げている。あとは精神と身体のバランスが整えばいい状態で投げれると思うし、そう願いたい。
プロ野球が開幕して2ヶ月ほどが経とうとしている。この時期になると、今季のペナント予想とある程度同じか、全く予想していないことが起きて外れているかが分かる。セリーグに関しては、今年はどこも新人が豊作であり、新人の活躍次第で、ペナントの行方も大きく変わってくる。今年は特に野手に楽しみな選手が多く、楽天のオコエ選手、茂木選手、ロッテの平沢選手など。楽天の茂木選手は、バッティングコントロールが上手くショートレギュラーを獲りそうな勢いだ。今年は熊本で震災があり、日本全国どこで起きてもおかしくない状況である。贔屓チームである中日と含め、震災地近くに本拠地があるソフトバンク、まだまだ大変な生活を強いられている仙台に本拠地を置く楽天を応援していきたい。
東北勢の悲願は叶わなかった。宮城県代表の仙台育英は、神奈川県代表の東海大相模に6-10で惜敗。
甲子園大会での東北勢初優勝を逃したが、熱戦を繰り広げた選手たちに心から拍手を送りたい。 早実の強打者清宮くんがニュースになり、世間的にも、多くの人が関心をもった今年の高校野球。 ねずみも、今年の甲子園は非常にエキサイティングな試合が多く、野球の面白さを改めて感じた。 今年の出場校は、中京大中京、明徳義塾、智弁和歌山など昔からおなじみの学校や、第一回大会優勝した鳥羽高校など話題がある学校が多かった。 大きな特徴がある学校が多かった気がする。 大阪代表の大阪偕星はバントの練習を深夜までおこない、見事に実戦でバント攻撃を決めていた。 注目の外野手オコエ選手要する関東第一は、常に積極的な盗塁や走塁をみせ、優勝した東海大相模は、小笠原投手を中心とした守備が鍛えられていた。 高校野球はやはり監督の意向が、大きくチームの方向性を決める。 夏の高校野球が甲子園が始まった。35度を超える炎天下の中、プレーする選手には本当に頭が下がる。
店舗がある愛知県の代表は、母校を倒した中京大中京高校。1回戦は同じ東海圏の岐阜の岐阜城北高校。 1回から中京が岐阜城北のピッチャーのスローカーブをうまく引きつけて打ち返す。城北の鷲見投手も粘り強く投げたが結局、序盤の中京の先制攻撃が効き4対1で中京大中京の勝利。 それにしても、中京大中京の各打者のスローカーブへの対応は素晴らしかった。うまく遅い球を引きつけて打ち返す。打者は、速球に体を合わせることが多いなかで、よく前のめりせず、待って打っていた。中京大中京が岐阜城北をよく研究している一つの成果だろうと思う。 昼休みに大阪偕星対比叡山の試合も見たが、両チームとも、盗塁が非常に多い。しかも選手の判断に任せるようなグリーンライトで行われている感じがした。 甲子園が始まって数試合。各チーム本当に特徴を出して、大会を盛り上げている。夏の甲子園の頂点に立つチームはどこなのか。今から非常に楽しみである。 母校がベスト8まで勝ち進んでいたので、地元の球場に応援に出かけた。
中京大中京 VS 愛産大三河 野球に力を入れている学校同士の対決。 平日の昼にもかかわらず、たくさんの応援団、関係者の方々がぎっしりとスタンドを埋めていた。 ”シュ” ”カキーン” 久々に聞く金属バットから鳴り響く金属音。 その音を聞くだけでゾクッとする。 3回に試合はうごく。 愛産大三河に内野のエラーがでた。そこを中京大中京につけこまれ3失点。 途中、愛産大三河も長打のタイムリーがでて、1点返したが、5対1で母校は負けた。 強豪校に勝つには、守備、走塁、攻撃とオールマイティーなバランスが良くないと勝てないことを 改めて実感した。 後日、中京大中京は愛知県代表として甲子園出場を決めた。 球児には、甲子園で精一杯暴れてもらいたい。
堂上直倫。中日ドラゴンズに入団して早8年目、毎年、内野のレギュラー候補として名前が挙がる選手だ。
ねずみが幼いころから、中日ドラゴンズを見てきたが、これだけの年数、期待され続け試合に使われる選手は堂上選手以外いない。 堂上選手は、今年、去年戦力外となった兄の背番号63を引き継いだ。しかも自ら申し出て。それだけ今年に対する意気込みは危機迫るものがあるのだろう。決して派手ではないが堅実な守備で、存在感を示してきたこの数年間。課題のバッティングが爆発すれば、レギュラーは確実だが、そのバッティングに波があり、なかなか常時、試合に出ることができない。 堂上選手は高校時代から、どちらかというと、球を引き付けて芯にあて引っ張るタイプだ。独特の間の取り方で、何本もスタンドインさせてきたが、力任せに引っ張る印象が強すぎて、タイミングを少しでも崩されると、凡打になるケースが多い。ボールの前でしっかり補給する守備からは想像できないほど、バッティングは毎年、フォームが違い、本人も試行錯誤している感じで、もどかしい。 そんな堂上選手が最近日ハムの左腕、吉川投手からレフトスタンドに一発を放った。インコースの球を引き付けて思い切りたたいたホームラン。この動画だけ見ると何かバッティングのタイミングをつかんだ感じがするので、これから密かに期待している。
日本のプロ野球にはDH制がある。投手の代わりに強打の野手が務めることが多いポジションで、賛否両論あるが、投高打低といわれる野球
界を盛り上げる意味ではいい制度だと思う。そんなDH制があるパリーグの西武に、今年最も注目する若手野手がいる。 森 友哉選手だ。171センチの小柄な体格から、繰り出される鋭い振りは、見るものを釘付けにする。 左バッター特有の腰に粘りがあるスィングで、元メジャーリーガーの松井選手を彷彿させるものがある。 森選手は、ここまで開幕からDHを任され、3割を超えホームランも7本と19歳とは思えない圧倒的な存在感を放っている。 そんな彼のポジションは、守備のかなめのキャッチャーだ。プロに入り、キャッチングとリードでプロの壁にぶち当たっている。 何より、ピッチャーとのコミュニケーションが大事なポジション。ひとりひとりの投手の癖や、得意球で打者の攻め方も変わってくるので経 験が何より大事なポジションでもある。が彼の現在の仕事はDH。 DHはバッティングに専念できるだけあって、彼のノビノビしたバッティングを繰り出している。 彼が将来キャッチャーとしても経験も積み、強打のキャッチャーとなった時は、彼の夢がかなう瞬間でもある。 陰ながら応援したい。 |